子どもが成長し、中学校、高校、大学へと進学していく中で、保護者は何度も進路について考えることになります。
どの学校に進むのか。
どのような環境で学ぶのか。
そして、その選択は誰の意思を一番に考えるべきなのか。
私自身、スクールの子どもたちの成長を見守り、また一人の母親として子どもの進路を考える中で、「環境はとても大切」だと感じています。
どんな先生や友達と出会い、どのような考え方に触れながら毎日を過ごすのか。
その環境によって、子どもの興味や考え方、将来の可能性は大きく変わると思うからです。
幼い頃は、子どもが自分で将来を見据え、進む道や環境を選ぶことはできません。
だからこそ、この時期は保護者が少し先の未来を考え、子どもが成長したときに、より多くの選択肢を持てるよう、ある程度の道筋や土台を作ってあげることが大切だと思います。
幼児期から英語が自然にある環境で過ごすことも、将来の選択肢につながる大切な土台の一つです。
しかし、成長するにつれて、少しずつ子ども自身の意思を尊重することも大切になります。
親として「こちらの学校の方が安心」「この道に進んでほしい」と思うことは当然です。私も親なので、その気持ちはよく分かります。
それでも、実際にその学校へ通い、学び、努力していくのは子ども自身です。
子どもの言うことを何でもそのまま受け入れるということではなく、親が情報や選択肢を示しながら、本人が何をしたいのか、なぜそう思うのかを一緒に考えていくことが大切なのだと思います。
そして、子どもの将来の選択肢を増やすうえで、英語はとても大きな力になります。
幼児期に英語のある環境で過ごしているときは、その価値を本人も保護者も、まだそれほど実感できないかもしれません。
しかし、中学校、高校、大学と年齢が上がるにつれて、英語を身につけてきたことのありがたみを感じる場面は確実に増えていきます。
英語が得意科目になることもあれば、受験で力になることもあります。
進学先や留学先、そして将来の仕事など、選べる道そのものが広がることもあります。
実際に成長していく子どもたちを見ていると、幼児期から積み重ねてきたことが、ずっと先の将来につながっているのだと感じます。
英語を学ぶ目的は、テストで良い点を取ることや、英語を上手に話すことだけではありません。
英語が分かることで、得られる情報が増え、出会える人が増え、学べる場所や働ける場所も広がります。
すべての子どもが海外へ行く必要はありませんし、同じ道を選ぶ必要もありません。
ただ、将来子どもが何かに挑戦したいと思ったときに、「英語ができないから」という理由で諦めてほしくないと思っています。
幼児期から英語のある環境で過ごすことは、将来の進路を早く決めるためではありません。
遊びや生活の中で自然に英語を吸収し、日本語と同じように、自分の気持ちを伝えるための言葉の一つとして身につけていく。その積み重ねが、子どもたちが自分の将来を選ぶときの力になると考えています。
親ができることは、子どもの人生を先回りして決めることではなく、できるだけ多くの選択肢を残してあげること。
そして、その中から子ども自身が選んだ道を、必要なときには軌道修正もしながら、一緒に歩いていくことなのかもしれません。
